TV Series
聖戦士ダンバイン TVシリーズ
第17話 地上人たち

追っ手を振り切ったガラリアは、なんとか郊外に降り立ったが、空腹を満たすために老夫婦の弁当を奪うという惨めな境遇に陥っていた。自らを嘆き、バイストン・ウェルに呼び込まれた地上人の気持ちを理解するガラリア。だが、彼女の存在を恐れた人々の逆襲に遭い、その場から飛び立つしかなかった。
再び東京上空に現れるバストール。攻撃の様子を知ったショウは、チャムの助けで基地から脱出し、ダンバインでバストールの元に急行する。力を併せ、共にバイストン・ウェルに帰ろうとガラリアを説得するために。
第18話 閃光のガラリア

一方、地上ではショウを説得するために、両親が彼の前に現れていた。だが母チヨは、自分の社会的立場から、あくまでショウを息子と認めようとせず、口論の末、わが子に銃を向けてしまう。絶望感に苛まれたショウは、地上界との決別を覚悟。俺は宇宙人だと叫び、現れたバストールに接触するため再び飛翔した。元から歪のあった家族だが、それでもショウは両親の立場を守ってやりたかった。チヨがようやくそれに気付いた頃、ショウはガラリアと合流。共にバイストン・ウェルに戻るべくオーラ力を増大させた。開かれ始めるオーラロード。しかしガラリアはオーラ力に耐えられず自滅、ショウただ一人が、地上界に取り残されてしまう。
第19話 聖戦士ショウ

しかしバイストン・ウェルでモンスターのズバダに襲われていたエレが強大な霊力でSOSを発したことがきっかけなのか、ショウたちはバイストン・ウェルへの帰還を果たす。タータラ城へ行く決心をしたショウは、フォイゾン王の元に戻るつもりはないというエレとパットフットを山中に残して城に帰還。そこでフォイゾン王から改めて“聖戦士”と認められ、“クリスタルの森”へとゼラーナ救出に向かう。
クリスタルの森では既に戦闘が始まっていた。キーンがフォウで、マーベルがボゾンで出撃する中、参戦するショウのダンバイン。ショウはジェリルたち3人の地上人を撃退するとマーベルのボゾンに接近した。その無事な姿に互いに安心するショウとマーベル。マーベルはボゾンから飛び出ると、空中でショウと固く抱き合った。
第20話 バーンの逆襲

一方、技術者のドルプルと合流すべく“リアンの海岸”にある秘密工場に到着したゼラーナでは、ドレイク軍への夜襲を計画していた。
その動きを知ったバーンはフォウに潜み、ダンバインごとショウとチャムを拉致し、ガバの島で二人を拷問に掛ける。
ショウからオーラロードを開く方法を聞き出し、ショット以上の技術を手に入れると計算したバーンだったが、駆けつけたマーベルたちによりショウたちは救出され、バーンは撤退するのだった。
第21話 逃亡者リムル

リムルの脱出を知っても大儀のために自らを律し動かないニー。彼の気持ちを察し、ショウとマーベルは出撃する。
秘密裏にリムル捜索に出ていたミュージィと、その父、兄弟は、リムルを捕獲したガロウ・ランを発見。頭領ゴド・オンを金で手なづける。
ショウはミュージィの乗ったビランビーを撃墜してリムルを奪還。その折、ビランビーで地表に落下したミュージィは、父を押しつぶしてしまう。ミュージィ姉弟が悲嘆にくれる一方で、ショウたちはゼラーナに戻り、リムルとニーは念願の再会を果たすのだった。
第22話 戦士リムル・ルフト

そうとは知らないリムルはどうにか皆に認められたいと、キーンに頼みダーナ・オシーの操縦を覚えようと特訓を開始。
そこへ、ジェリルらが秘密工場に夜襲をかけようと接近。報告を受けたショウたちは急ぎ出撃した。これを機会と考えたリムルは、独断で出撃。命を賭けてクルーのために戦い、自らドレイク打倒の意思を示すのだった。その必死な姿に、ニーもクルーもようやく心をほぐす事となった。
第23話 ミュージィの追撃

目論見通り発見したゼラーナに、夜闇に乗じて潜入するミュージィ。
一方、不寝番を買ってでていたリムルは、不審な動きを感じて独断で出撃する。
整備員の報告で、一歩遅れて出撃するショウたち。ゼラーナに潜入していたミュージィはその混乱に乗じてリムルを探すが、リムルは彼女の兄弟たちやフェイと交戦していた。
ミュージィが作戦の失敗を認識した頃には、既にフェイが撃墜され、撤退を余儀なくされてしまう。
リムルの単独行動に激怒するニー。彼はリムルを退艦処分にしようとするが、ショウやクルーの説得で鉄拳制裁のみでリムルを許すのだった。
第24話 強襲対強襲

一方トッドは命の恩人ニクスと別れ、ショウに復讐するべくクの国に出向き、国王ビショット・ハッタに取り入る。リムル奪還を理由に早速出撃するビアレスのトッド。
2度目の秘密工場奇襲に出撃していたショウたちだが、先手を打たれアレンたちの罠にかかってしまう。待ち伏せたオーラ・バトラーに次々と襲撃され、追い詰められるショウ。だがとどめを刺そうとするアレンの前に現れたトッドは、ショウを倒すのは自分だとアレンを妨害。ショウとの一騎打ちに執念を燃やすトッドの悪しきオーラは、バイストン・ウェルの宇宙に2人を突入させてしまう。辛くもトッドを撃退するショウは、自らの焦りに気づき、改たな決意を胸にする。