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聖戦士ダンバイン TVシリーズ
第9話 天と地と

結局は協力を得られず、ドレイク軍のミの国侵攻に一歩遅れを取った形となったゼラーナは、ドレイク軍に蹂躙された村を見てやるせない思いをかみ締める。特にキーンは、自分の父がこの非道に加担したことを大いに悲しんだ。村人を苦しめる残存兵士を蹴散らそうと出撃するショウとマーベル。そこへ、本体に合流しようと先を急いでいたガラリアとトッドが接触。両者は戦闘に突入する。ショウはこれまでにない疲労感に襲われるものの、どうにか敵を撃退。一同はミの国へと向かうのだった。
第10話 父と子

一方、キーンの父キブツを部下に組み込んだバーンは、自分の隊を温存させるため、ミの国攻略にキブツの隊を抜擢。キブツはそれに応え、砦の陥落を成功させた。
ドレイクに手を貸す父の真意が測りきれないキーンは、父にそのことを問い正すためショウやチャムと共にゼラーナを降り、キブツの駐屯地へと潜入するのだった。森に潜み、キブツに接触するキーンたち。キーンはそこで父が一族のためにドレイク軍に志願したことを知り、親子の縁を切られてしまう。だがその接触がバーンに察知されたことで、キブツはゼラーナ攻撃を命じられてしまった。割り切って戦いに挑むキブツを、キーンは説得しようと単身シュットで飛び出す。だがそれが仇となり、キーンのピンチを救おうとしたショウは不可抗力ながらもキブツをダンバインで撃墜してしまう。ショウは自分の軽率さを呪い、キーンは悲嘆にくれる。
第11話 キロン城攻防

交渉は決裂、ついにドレイク軍はキロン城に総攻撃を開始した。出撃するショウたちゼラーナ隊。そしてピネガン王も自ら前線に立つが、増大していたドレイク軍に圧倒され戦死。ピネガン城も陥落してしまう。残された王女エレ・ハンムと王妃パットフット・ハンムは、かつて親子の縁を切られた父、ラウ国王フォイゾン・ゴウを頼り、ゼラーナと共にと旅立った。
第12話 ガラリアの追跡

一方ドレイク軍は、フォイゾン王の全面的な支援を受けたゼラーナを警戒してトッドとガラリアを出撃させる。
ダンバインを作った技術者のドルプルたちがタータラ城に合流。機械の館で独自にオーラ・バトラーを開発していた城の技術者に自分たちのノウハウを伝え、技術の進歩を図ろうとしていた。そこへ奇襲をかけて来るトッドとガラリア。ゼラーナ、ダンバインが出撃し、フォイゾン王も自らオーラ・バトラー、ボゾンに搭乗し戦線に参加、辛くもトッドらを撤退させる。この一戦でフォイゾンはドレイクの脅威を実感、霊力を高めるために山にこもると決心したエレと、それを承諾したパットフットの出発を、自室からそっと見送るのだった。
第13話 トッド激進

第14話 エルフ城攻略戦

一方、ショットはリムルの音楽教師だったミュージィ・ポーを戦士に仕立て、ガラリアにはオーラ・バトラー、バストールを与える。着々と侵攻の準備を整えるドレイク軍は、ついにアの国のエルフ城侵攻を開始。そのことをリの国の兵士から伝え聞いたショウたちは、エルフ城へと急行する。しかし当のフラオン王がドレイクの侵攻を信じなかったばかりに、エルフ城は瞬く間にオーラ・バトラー隊に取り囲まれる。駆けつけたゼラーナがなんとかドレイク軍の第一波を退けた頃には、旧式なオーラ・バトラーや兵器しか持たないエルフ城は多大なダメージを受けてしまっていた。
第15話 フラオン動かず

ゼラーナが消耗している今がチャンスだと判断したバーンは、その補給がまだ終わらない明け方にエルフ城攻撃をドレイクに進言。第二次攻撃を開始した。ニーたちの想いを知るからこそ、フラオン王にドレイク軍本陣への攻撃を進言する重臣たち。だがフラオン王はこれまでと同様、自らのわがままで進言を蹴る。
フラオン王の無能さに怒りさえ感じつつ、大儀のために前線で戦い続けていたショウたち。だが、ドレイク軍の圧倒的な戦力を前に撤退を余儀なくされてしまう。
第16話 東京上空

エルフ城にフォイゾン王からの援軍が到着。ドレイク軍との戦闘が再開される。
ドレイク軍で指揮を執るのはショット・ウェポン。ジェリルたち新たな地上人も加わり、攻防戦が激化するエルフ城。バストールのオーラ増幅器でパワーアップしたガラリアから、経験のないプレッシャーを感じ取るショウ。無意識に肥大化する二人のオーラ力によって、ダンバインとバストールは戦場から消失してしまう。
気が付くとショウは地上世界の自宅にいた。ようやく戻ってきた地上界だが、異型のロボットから降りてきたショウを、両親は息子だと認めようとせず、小競り合いとなる。同じく地上に出現したガラリアのバストールがテレビ中継されているのを見たショウはダンバインで飛翔、激突する。地上ではバイストン・ウェルの兵器の威力が増大することをショウが悟った時、戦闘の余波は都市を崩壊に至らしめていた。